塩は昔から、お清めや生命力の再生などといった神聖なものとして、様々な国で神秘的なものとして大切に扱われてきました。塩は生きる基本の要素であり、我々が生命を維持していく中で、生活には決して欠かすことの出来ないものです。人間の血液の中でも、塩分は0.9%の濃度を持ちます。神経の働きにも塩は必要不可欠ですし、不足すると血圧の低下や脱力感など様々な症状が出てきてしまいます。また、調味料として用いられるばかりではなく、保存のためや化学製品の基礎材料としても欠かすことは出来ません。塩が防腐剤として使われる例としては、漬物や塩引鮭などの塩漬けの食品はもちろんのこと、何千年も前のエジプトのミイラを作る際にも、砂漠の中で干上がった塩湖の塩を用いたと言われています。
新約聖書には「あなた方は地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう」と記されているように、塩とは生きる基本要素であると同時に、精神的にも命の根源と言えるのです。世界の中でも塩の精製や供給は国家の重要な問題で、塩を手に入れるための交易ルートを作ったり、貨幣として使う地域があったり、また塩の獲得のために、争いが起きることさえありました。世界各地には、塩に由来する地名なども数多くみられます。それは信仰とも結び付き、様々な形で広く語り伝えられています。古来より日本人は、精神的や霊的にも清らかでありたいと願うことから、塩はお清めの役割を持っていたとされています。葬式後の「お清めの塩」は穢れを祓うとされていますが、昔から塩は生命の始まりや終わりにも深く関係があるとされています。
人の誕生が潮の満ち引きに関係している話は良く耳にするでしょう。海水(塩)は地球上の命の源であり、海の豊饒や清浄の象徴と考えられていました。鹽竈(塩釜)神社は、日本の製塩の創始者と言われる塩土老翁(しおつちのおきな)をご神体にしていますが、ここは安産祈願でも有名です。鹽竈(塩釜)神社は、全国に110社ほど鎮座しています。それほど人々は古来より、塩の恩恵を祈り、奉ったのでしょう。
飲食店の玄関先や水回りなどで、小皿に盛られた塩の山を目にすることがあります。これを「盛り塩」といいます。電話占いでは、霊能者が開運方法の一つとして盛り塩を薦めています。盛り塩とは、塩を三角錐や円錐型に盛り、玄関先や家の中に置く風習で、縁起担ぎや厄除け、魔除けの意味合いを持っています。日本での盛り塩の風習は、奈良・平安時代にはすでに行われていたといわれ、家の戸口などに塩を盛っていたようです。大気汚染や添加物など、私たちの日常生活には、常に様々な悪の要素が取り巻いています。それとは別に、邪気や霊などを知らない間に取り込んでしまっています。これらを浄化する際に塩は効果的なのです。浄化や魔除けの目的で盛り塩を置くのであれば、入り口付近に左右1つずつ置くのが最も良い方法です。ただし、その盛り塩の際に使用できるものは、天然の粗塩と昔から決められています。この粗塩を半紙や小皿にひと掴み程度を乗せるのです。それを邪気がある場所などに置きます。盛り塩による浄化作用で、不安定な霊質波動を改善し、再生することができるのです。簡単に言えば、邪気や邪念を取り除き、身を守ることができるのです。
よく、お清めの塩というものがありますが、これは市販の塩とは違い霊能者のような特別な力で清められた塩を言います。神社などでもお清めの塩を販売していますので、邪気を効果的に祓いたければこのような場所で購入した塩を使うと良いでしょう。なぜなら、市販の塩は購入した時点で邪気帯びていることもあり、確実な効果を求める場合にはやはりお清めの塩を使ったほうが良いようです。また、効果を持続させるために、約2週間から半月ぐらいに一度は、塩が邪念や邪気を吸収していますので必ず新しいものと交換しましょう。特に邪念や邪気の多い場所では、たった数日で色が変化し、湿気を吸収することがあります。色が変化した盛り塩は、直ちに処分したほうがいいでしょう。また、交換の日を忘れるのを避けるために、神の日とされている1日・15日と決め交換するのもいい方法です。自分の最適な方法を選んで実践してみましょう。盛り塩の処分方法としては、玄関などの植物の生えていない場所やベランダに撒くと良いでしょう。塩を外に撒くことで自然に還すことができるといいます。どうしても撒く場所がない方は、台所やトイレなどの場所で水と一緒に流す方法がお薦めです。決してゴミ箱には捨てないようにしましょう。邪念や邪気が家の中に留まってしまうといいます。盛り塩をするべき場所や邪念や邪気を帯びている場所は家ごとに違っていますので、詳しくは電話占いの霊能者に相談するといいでしょう。盛り塩には多くの効果が期待できます。昔から手軽にかつ強い力を持っているものとして重宝されてきました。盛り塩を活用し、邪念や邪気を祓い清め日ごろから厄を払い、新しい良いエネルギーを呼び込むようにしましょう。
盛り塩は、中国の故事に由来しているという説があります。今から1300年前、晋代に武帝という王がおりました。ある日、武帝が後宮の女性を訪ねる時のことです。どの女性を訪ねるかを自分では決めかねた王は、今晩のしとねの宿を、羊車の羊の行く先に任せることにしました。後宮の中に、胡国出身の賢い胡貴嬪という女性がいました。彼女は羊の好きな竹の葉に塩水をかけ(挿竹灑塩)自宅の門の前に置き、見事に武帝を招き寄せ、寵愛を独り占めしたということです。この話は、『晋書』の「胡貴嬪傳」(巻三十一列伝第一)に記載されています。
一方、秦の始皇帝にまつわる説もあります。話の大筋は一緒なのですが、始皇帝には沢山の女性があり、毎日訪ねる所を自分で選ぶのは大変なので、牛車に乗り、その牛の止まった所をその晩の宿とすることにしました。3000人いたとされる女性の中にはやはり賢い女性がおり、自宅の前に牛の好きな塩を置いたために牛車が止まり、その女性が皇帝の寵愛を受けたとされています。こちらの話の典拠は不明です。始皇帝の在位期間は紀元前246年から210年でした。しかし、日本への漢字や文化の伝来は、405年王仁(わに)の来日以降であるとされることや、513年の五経博士の来日によるものといわれています。このような時代背景などからこれらのことを考えてみても、700年以上も前の異国の話が日本に伝わり、盛り塩の風習として広く国内に伝わったとは考えにくいとされています。
また、中国の故事を由来とした説とは別に、仏事や神事に由来したものではないかという説もあります。仏教においては葬式後に塩を撒く風習がありますし、神道では神棚に盛り塩を供える風習があるからです。これは塩に、「お清め」や「生命力の再生」といった意味合いがあると信じられているからです。また、上賀茂(賀茂別雷)神社の拝殿前に置かれた一対の円錐形に盛った浄めの砂、「立砂」に由来しているという説や、海水や塩水を桶に入れて神棚に供えたり、門口に撒いたりする「塩水桶」という民間風習に由来するという学者もいるそうです。さらに『古事記』には、潮垢離(しおごり)といい、海水で禊ぎ・祓いをしたという記載が残っているのです。いずれにしても盛り塩には、人を招き寄せる力、仏事や神事におけるお清め、神に捧げる神聖なお供物としての意味合いがあると信じられ、日本中に広まったものといえるでしょう。
日本の国技でもある相撲にも、塩は欠かせないものになっています。取組み前に塩を使って土俵を清めるとともに、力士が気力を発揮する役割も果たしています。これは神道思想に基づくものではありますが、塩には浄化力や殺菌効果があることによるものなのです。また、家に来た招かれざる客が帰った後に塩をまくのは、清める意味なのはもちろんのこと、2度と家に来ることが無いようにとの意味合いも込められています。
このように、盛り塩をしたり、塩をまいたりするのには、悪霊払いの意味もあるのです。また、建築の際の地鎮祭や建物の儀式にも、塩は欠かせないものになっています。霊については信じていない人も多いでしょうが、誰もいないのに人の気配を感じるとか、寒さや怖さなど感じる場所がある人もいるでしょう。これこそ、霊的現象の可能性があると考えられます。霊能者はこういう場所を、邪気、陰の気と呼びます。そんな感じのするところにこそ、四隅に盛り塩をすると良いのです。玄関や部屋だけでなく、車を買い替えた時には、特にタイヤ付近を塩と酒で清めてから乗り始めると良いともいわれます。また、子ども部屋に盛り塩をすると、それまで落ち着きのなかった子もぐっと集中力が上がり、効果が出るそうです。電話占いの霊能者が教える盛り塩方法は、不淨(マイナスのエネルギー)な気を吸い取る本質を持っています。電話占いの霊能者に相談すれば、より効果的な盛り塩方法や盛り塩すべき場所を教えてくれます。
塩は様々なものに効果を発揮します。邪念や邪気の入りやすい場所には、必ず塩を盛っておく習慣をつけるといいでしょう。この習慣をつけることで良いエネルギーが入ってくるようになります。よって自然と自分をいい方向に受けることができるのです。盛り塩の効果をうまく活用し、運気をアップさせてください。
電話占いの霊能者がお薦めする中で、盛り塩として邪念や邪気を祓う方法が最も多い活用法です。
他にも塩を使ったケア方法があり、簡単に始められます。もちろん、これも邪気を祓うことなどが目的ですがお手軽に塩の効果を期待できるものです。覚えておくといいでしょう。
入浴の際にバスソルトとして
まずは、入浴の時の塩活用法です。人は、外出の際に邪念や邪気の影響を受けます。そうした日々の邪念や邪気を祓い落すには、入浴の際にバスタブに塩を入れてつかる方法が効果的です。ひと握りの塩を湯船に入れ、入浴します。体についた邪念や邪気を、日々の生活の中で簡単に祓うことができます。もちろん、電話占いの霊能者も日々塩を入れて入浴をしているといいます。ただし、他の方が入る際には、一度お湯を捨て、洗ってから再度お湯を溜めて入浴するようにしてください。せっかく祓った邪念や邪気が、他の方に影響してしまうことを避けるため、必ず守るようにしてください。塩を入れることでデトックス効果や美肌効果、ダイエット効果も得られるので女性にはお薦めの入浴法です。シャワーで済ませる際も体に塩をすり込みマサージすると同じような効果を得ることができます。時間がなく短時間で済ませる際には、ボディーソープと一緒に塩を混ぜ体を洗うだけでも良いでしょう。
玄関に塩を盛る
玄関の内側、外側どちらでも置くことが可能です。両サイドに同じように盛り塩を置くといいでしょう。皿や半紙と言ったものに塩を盛り設置してください。皿を使用する際にはなるべく白いお皿を使うことをお薦めします。玄関に盛る塩は良い人を招き入れ、悪い人を寄せ付けないといった効果があり、また気でも良い気を招き、悪い気を祓う効果があります。一般家庭に留まらず、店舗や事務所といったところにも盛り塩をするといいでしょう。
部屋に盛り塩
部屋に盛り塩を置くときには、四隅に置くようにしてください。四隅に置くことで結界いわゆる霊界的守りを作ることができ効果的です。寝室に置くことで安眠することができたり、子供部屋に置くことで勉強への集中力をアップさせたりする効果があります。
その他の場所
パソコンのそばに盛り塩を置くとウェブ上からの悪い気を寄せ付けなくできます。また、汚いものがある場所には悪い気が溜まりやすいので、トイレや排水溝には、掃除する際に一緒に塩を流して清めることも効果的です。
その他にもいろいろな効果がありますが、気になる場所などの詳しい使用方法は、電話占いの霊能者に相談するといいでしょう。
電話占いの霊能者が実際に受けた質問です。お悩みの解決などの例を取り上げています。実際に自分で盛り塩を試してみる際の参考にしてください。
- Q1:子供の成績が上がりません。より効果の高い盛り塩の仕方を教えてください。
- 落ち着きがないことも原因の一つです。入浴の際に、バスソルトとして湯船に入れつかるのがいいでしょう。また、勉強机にも盛り塩をすることをお薦めします。より集中できるはずです。
- Q2:最近仕事に追われストレスがなかなか取れません。どうにかする方法はありませんか?
- 邪気や邪念が影響しているようです。自宅で塩を入れた入浴法を試すのがおススメです。ゆっくりリラックスして入浴するといいでしょう。また、寝室四つ角に盛り塩をして眠ってください。数日で改善してくるはずです。枕とカバーの間に半紙に包んだ塩を入れて眠るのも効果的です。
- Q3:仕事場でだるくてたまりません。塩の効果を利用したいのですが…
- 職場には多くの方がいます。邪念や邪気が多く行きかう場所といえるのでその影響が原因でしょう。職場にも盛り塩は効果的です。ただ、周囲の眼もあると思いますので引き出しなどの見えないところに盛り塩をするといいでしょう。ですが、見えない場所への盛り塩は交換を忘れてしまわないよう注意が必要です。せっかく悪い気を塩が吸収してくれても、そのまま引出しにしまっておいては効果も出ません。症状が辛い時には始めの一週間は毎日、その後ひと月に2回程度交換するとよいでしょう。
- Q4:最近彼とうまくいきません。塩のパワーを交際にも活かすことはできますか?
- 邪気を祓い、双方の関係をより良いものにすることは塩の効果で十分可能です。自分の洋服を洗濯する際に塩を一つまみ入れた水で洗剤と一緒に洗うようにしてください。もちろん、ハンカチや下着もこの方法で洗うようにしましょう。清められた服を着ていくことで相手のあなたへの態度の変化が期待できます。恋愛には邪念や邪気といったものが深く関係しているため、デートの際にもこのような方法で洗った服を着用するようにしてください。三角関係や不倫などの恋愛にも大きな効果があります。
- Q5:肩こりがひどいのですが塩の入浴法で治すことはできますか?
- 肩は特に邪念や邪気が溜まりやすい場所です。霊などに取りつかれると肩から重く感じるのはこのためです。塩の入浴法は効果があります。もっと効果を発揮したいのであれば、肩に塩を乗せてからそのまま湯船につかるといいでしょう。肩こりは体の中の血のめぐりが滞ることで起きます。塩のパワーで血流をスムーズにすることができます。肩回し体操などと一緒に肩への塩浄化も行ってください。毎日肩を浄化し、洗い流すことで効果が出てきますよ。